ホチキス第39回公演
あちゃらか２
～ねずみの唄は花火と共に～
脚本・演出：米山和仁
日程：2018年6月20日(水)～24日(日)
会場：博品館劇場
| 6/20(水) | 19:00 | |
| 6/21(木) | 19:00 | |
| 6/22(金) | 14:00 | 19:00 |
| 6/23(土) | 13:00 | 18:00 |
| 6/24(日) | 12:00 | 16:00 |
※客席は開演30分前より開場いたします。
時は江戸時代。
町人文化華咲く城下町の片隅に、風変わりな男がいた。
その名を蔦屋重三郎。
本職は本屋だが“おもしろい事”なら何でも首を突っ込む彼の元には、
町中の問題ごとが次々舞い込んで来る。
ある日、町では鼠小僧次郎吉という泥棒の噂で持ち切りだった。
鼠小僧は、義賊として町の金持ちから盗み出し、
貧しい者たちにその金を配り歩く。
町人からはヒーロー扱いされていた。
そしてついに、蔦屋重三郎の元にも、
鼠小僧問題を解決してほしいと依頼がくる・・・。
Introduction 2017年６月に上演された、ホチキス初の本格時代劇「あちゃらか」。18日間21ステージのロングランを敢行し、3000人以上の観客を動員したお祭り騒ぎが、熱いご要望にお応えし第二弾が登場！時は江戸時代、商いで町の問題を解決させていく蔦屋重三郎の活躍を描く、待望のシリーズ最新作。歌に踊りにパフォーマンス、あらゆる要素を詰め込んだエンターテインメント！前作を観ていないお客様ももちろん楽しめる怒涛のお祭り騒ぎ、ぜひ体験してみてください！
町田慎吾
葉山 昴
小玉久仁子
碕 理人
後藤健流
片山陽加
齋藤陽介
齊藤美和子
立道梨緒奈
山本洋輔
絵理子
内村理沙
髙木 俊
山﨑雅志
成瀬隆典
町田尚規
青木俊輔
スーパープレミアム 10,000円
前方エリア席・特典グッズ付 枚数制限あり
一般 6,800円
※全席指定・税込
※前売・当日共
● チケットぴあ（Pコード486-244）
WEB予約 http://t.pia.jp
電話予約 0570-02-9999
● カンフェティ
WEB予約 http://confetti-web.com
電話予約 0120－240－540（受付時間 平日10:00～18:00）
● 博品館
1F TICKET PARK 03-3571-1003
（博品館1階 御門通り沿い入口側）
※全席指定ですが開演時間を過ぎますと本来の席にご案内できない場合がございます。
※未就学児はご入場いただけません。
※車椅子での観劇については、公演問い合わせ電話番号（080-5489-7854：バレット）にて承ります（席数に限りがあります）。
〒104-0061 東京都中央区銀座８丁目８－１１ 銀座博品館 ８Ｆ
TEL：03-3571-1003
HP：http://theater.hakuhinkan.co.jp/
・銀座線・丸の内線・日比谷線『銀座駅』Ａ２出口より徒歩５分
・ＪＲ『新橋駅』銀座口より徒歩３分
・銀座線『新橋駅』出口１より徒歩３分
脚本・演出：米山和仁
舞台監督：松本亮太(LDA・a58b)
舞台監督補佐：田邉祥子（LDA）
照明：若原 靖（LICHT-ER）
音響：田島誠治( SoundGimmick)
美術：泉真
振付：後藤健流
殺陣：奥住英明(T.P.O.office)
衣装：タニノルミコ（ホチキス）
ヘアメイク監修：黒田はるな
イラスト：小玉久仁子
宣伝美術：中戸健司（Creators Group MAC）
WEB：小林タクシー
写真：佐藤考仁（BEAM×10）
劇中歌：北方寛丈
制作：藤田晶久（バレット）
企画・制作：ホチキス
ヨネ話「構想」
大作映画のポスターにたまに見かける「構想10年！」の文字。となると、この鼠小僧の物語は、構想30年だ。
『二人の盗賊が一仕事終えたのち、突然の雨にうたれて、洞窟で雨宿りしている』
私が小五の時に書こうとした、泥棒の戯曲の冒頭部分である。そこまで書いて、その先のストーリーがまったく浮かばず、お蔵入りとなった。
私の初舞台作品は、小五の秋。クラスごとに本の内容を芝居形式に紹介する「読書発表会」という出し物で、私の脚本演出する「宮本武蔵」が、記念すべき処女作だった。芝居の内容がよかったか悪かったかはさておき、私は、一つの作品をつくりあげたという自信で調子にのり、その年の６年生を送る会でオリジナルの芝居を作ろうと先生に提案する。自分が脚本を書くと豪語し、１週間の時間をいただく。
その時に書いた内容が、冒頭の1文である。
宮本武蔵は、本からセリフを起こす事で、なんとか成立させた。しかしこれは全てオリジナルだ。小五の私にはハードルが高すぎた。１週間経ち、先生にできませんでしたと頭をさげた。
今、30年の時を超え、この一文から先の物語を紡ぎだす時が来た。小五のわたしよ、あの時の悔しい気持ちを今晴らそうではないか。
ちなみに、私が宮本武蔵の台本を書くために読んだ本とは、学研漫画伝記シリーズの宮本武蔵だったつまり漫画だ。クラスメイトには、そのことは伏せて、分厚い本から起こしたんだと嘘をついていた。私の処女作は2.５次元芝居ということになる。プロフィールに書き加えておこう。
ホチキス代表 米山和仁
